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猪猟

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1月6日朝、遅い寝正月を実家で過ごしていると、父親の携帯に一本の電話が。
「ようやく、猪が罠にかかったから、是非見に来い」と、田舎特有のやや命令口調。
「ちょうど、息子がいるから一緒に連れていく」と、寝正月の禁は破られました。

運び出すための重機や、猟銃などを軽トラックに積んでいざ獲物のもとへ。
軽の四駆でないと登って行けない山道をぐんぐんと上がり、行き止まりまで。
そこからは重機とともにゆっくりゆっくりと15分ほど山登り。
写真の通り軽装ですが、氷点下の世界。
でも、着く頃には温かくなっていました。
そこに猪がかかっているというところからは、話をせずに、指示はジェスチャーでするから注意せよと、独特の緊迫感。
見ると、ワイヤーが脚を縛り上げ、猪は反対を木に固定されたワイヤーの半径の中を、ぐるぐる回っていたのでした。
彼は、ほとんど興奮状態。
万が一ワイヤーが切れることもないともいえないと、その時の指示を受け、ピーンと張り詰めた空気の中、捕獲の時を待つ。
今回は仔猪だが、これが大型の猪だったり、場合によれば熊であることも。その時は、まさに命と命の戦い。去年も一人、猟中に命を落としたのだとか。
決して、油断が出来ない。

猪が止まったところで、狙いを定め、射撃。素早く近づき、急所を見事に突くのがプロの仕事なのだとか。それによって、血抜きが上手にできるかどうかが決まり、そのあとの肉の質に大きな差ができる。聞けば、射撃するときは、致命傷を負わせてはならず、仮死状態にしておくことが大切なのだとか。すべては神業に近い一瞬の出来事でした。

写真は、まさに捕獲した直後。そのまま山を降り、午後は半日解体を手伝いました。
本当に貴重な経験。ありがとうございました。
残酷ですが、これが現実。
そのお肉とともに、翌日には東京に。

もちろん、今、そのお肉をレストランで提供中です。
是非、ご賞味ください。
ご予約時に、ご希望をお伝えいただけると幸いです。

写真・知り合いの猟師さん 文・望月

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2010年01月12日 15:17に投稿されたエントリーのページです。

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